第6回 製品ライフサイクル
従来のケータイの出荷台数の減少の原因としては、販売奨励金制度の廃止に加えて、新サービスの普及が遅滞するという「成熟期」の特徴が挙げられました。また、アプリケーションをインストールして機能拡張・カスタマイズが可能なスマートフォンは、iPhoneを筆頭に「成長期」を迎えつつあると説明されました。今後日本の通信事業者の対応として、従来の日本型ケータイの機能をそなえたスマートフォンを、日本のメーカーと共同開発すべきだと指摘されました。しかしながら、日本独自の特殊スペックを維持したまま、十分な研究開発費も確保できないような低価格競争を続ける状態を何とかしなければ、ノキアやアップルやサムスンに、日本メーカーは対抗できないと思います。




京都大学経済学部宇仁ゼミホームページにて更に多くの記事を読むことができます
http://uniseminar.sakura.ne.jp

このニュース記事が掲載されているURL:
http://uniseminar.sakura.ne.jp/modules/sections/index.php?op=viewarticle&artid=106