【6】京都の観光
京都観光収入のうち、「おみやげ」と「食事」に関する問題を検討することが報告のテーマでした。たんなる個人的印象ですが、京料理は、技術的には非常に優れた商品ですが、マーケティングや販売方法が旧式なために、売上を落としている面が強いと思います。顧客を富裕層や企業接待に限定することなく、もう少し一般層や外国人にオープンにすれば、売上や評判はもっと高まると思います。実際に、経営戦略をそういう方向に転換して成功している料亭や、新規参入飲食店企業もいくつかあります。京料理の競争力は質の高さにあるのだから、客数を増やし、単価を少し下げることは必要ですが、料理の質を維持しなければなりません。その点で、今日の報告でのB1グランプリ出場という提案は行き過ぎだと思います。



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