第4回　ソフトバンクモバイルの製品戦略 教授の感想　10月25日 ソフトバンクモバイルの戦略は、まさに今ホットな話題をとりあげて、他社との比較や市場全体の分析が行われました。日本テレコムがＪフォンの親会社であった関係で、何人かの知り合いがＪフォンで働いていました。その知り合いから聞いた話では、ボーダーフォンのＪフォン買収によって、経営組織が混乱したことが今日の低迷の一因となっているそうです。ボーダーフォンから派遣されてきた役員と従来からいる管理者との意見があわず、組織の意志統一がうまいいかないという、Ｍ＆Ａの悪い面が現れたということです。今回、ソフトバンクが経営権を握ることになりましたが、そのあたりの問題は解決されているのかということに、個人的には関心があります。経営戦略がよくても、経営組織に問題があると、経営はうまくいかないということです。とにかく、ソフトバンクモバイルの戦略は現在進行中のテーマですので、事態の推移を注意深く観察してください。 京都大学経済学部宇仁ゼミホームページにて更に多くの記事を読むことができます http://uniseminar.sakura.ne.jp このニュース記事が掲載されているURL： http://uniseminar.sakura.ne.jp/modules/sections/index.php?op=viewarticle&artid=18