第13回　脱・市場シェア主義、ブルーオーシャン戦略と任天堂Wii 脱・市場シェア主義およびブルーオーシャン戦略の説明が行われ、任天堂Wiiがその具体例として分析されました。説明によると、脱・市場シェア主義の下位概念がブルーオーシャン戦略ということのようですが、やや疑問をもちました。市場シェアを維持拡大する手段としてもブルーオーシャン戦略は役立つと考えられるからです。報告でもあったように、技術革新のスピードが速くなればなるほど、市場シェアを維持するためにブルーオーシャン戦略は必要性が増します。またネットワーク化が進むゲーム機市場のように、ネットワーク外部性が作用する場合は、大きな市場シェアを獲得すればするほど、製品価値は高まります。IT化が進むと、市場シェアと利益との結びつきは強まるとわたしは考えますが、いかがでしょうか。 京都大学経済学部宇仁ゼミホームページにて更に多くの記事を読むことができます http://uniseminar.sakura.ne.jp このニュース記事が掲載されているURL： http://uniseminar.sakura.ne.jp/modules/sections/index.php?op=viewarticle&artid=28