【8】自動車メーカーの財務諸表分析
トヨタ、マツダ、スズキというかなり性格の異なる自動車メーカーの財務諸表ををみて、それぞれの特徴がうまく分析されていました。ゼミのときに指摘したトヨタの売上高販管費率が2002年度の約16%から2003年度の10%へ大幅低下した件ですが、これはこの年度から、米国基準会計を採用しことの影響が大きいようです。この年度の有価証券報告書には、2002年度について米国基準での試算結果も掲載されています。それによると売上高販管費率は約12%です。
したがって大幅ではありませんが、約2%の低下がおきていることは事実です。この低下には、辻村さんが指摘しているように、派遣労働者の増加も一因であると思われます。



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