【11】任天堂の財務諸表分析
任天堂は、近年は、好調な業績を持続しているために、財務面での制約はほとんどありません。したがって、今日の報告でもそうであったように、財務戦略よりも製品戦略が経営戦略分析の中心になるでしょう。
わたしはゲームのことはよくわかりませんが、ソフトウェア全般において、機能面の進歩は近年スローダウンしているような印象があります。画期的なソフトはここ数年現れていないし、Windows Vistaの売れ行きもよくありません。コンピュータの処理能力の向上は続いていますが、人間の側の情報解釈や加工の速度に限界があり、この面で製品における技術進歩にはブレーキがかかっているような気がします。
任天堂は、このことに早く気がついて、製品戦略に組み込んだことが、好業績につながったと思います。



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