第11回 広告宣伝 ケーススタディでもディスカッションでも、広告宣伝といわゆるPR(パブリックリレーションズ)とを併用して、相乗効果をねらう手法が報告されました。つまり、ニュースとしてマスコミが採り上げてくれるような商品企画やイベントを企業が意識的に追求するという手法です。しかし、ニュースとして採り上げるか否かはマスコミ各社が決めることであり、またマスメディアが伝える情報には当然量的な限界があります(マスコミが伝達する情報が、実質的な企業の宣伝に傾くことは、マスコミの社会的役割の低下を意味します)。このような手法をとる企業が増えるほど、成功する確率は低下します。したがって企業側の思惑通りニュースとして報道されるかどうかはかなり不確定です。
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