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第12回 多国籍化

 日本企業の多国籍化が今日のテーマでしたが、一昨年の後期に集中的に採り上げた「日本企業の海外戦略」で論点がほぼ出尽くした感があり、新たな論点を出すのは難しかったと思います。報告された内容と関連する範囲でいうと、新日鉄のブラジル、韓国、中国での合弁事業については、ビジネスという面もありますが、発展途上国への技術協力、技術移転という性格もあります。CSR(企業の社会的責任)の国際版ということもできます。先進国の企業の海外活動は、金儲けのためというだけでなく、国際社会への貢献という役割も期待されています。
 この点に関して、「商社の機能」という報告には、商社の機能として10個の機能が記されていますが、国際協力・国際援助機能も入れてほしいと思いました。日本の商社は、政府開発援助(ODA)資金を食い物にしていると、よく批判されます。そういう批判が起きないように、商社に就職する人にはがんばってもらいたいと思います。
 また、5大商社(豊田通商を入れて6大商社?)の歴史の説明はおもしろかったです。なせ日本で、商社のプレゼンスが大きいのかについても、ぜひ歴史的な視点で勉強してください。
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