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第13回 商社の資源ビジネス

商社の発展史の説明も面白かったし、三商社の財務データの分析も説得力がありました。「経済活動別GDP」や「産業別就業者数」などの統計では日本の鉱業はほぼゼロに近いですが、今の商社の資源エネルギー部門はほぼ「鉱業」に相当する活動をグローバル次元で展開していることがわかりました。ここ数年の資源ビジネスの高利益が今後も続くかどうかは、楽観できないと思います。鉱物資源は稀少財であり、供給拡大は困難であると見られがちですが、実際はそうではなく、採掘設備に投資をすれば生産量は増加します。現在の高利益に後押しされて、この投資は増加しており、数年後には生産量は確実に拡大するでしょう。一方で、資源の高価格の影響で、需要側では資源節約の技術進歩が進むでしょう。結果として現在の高水準の資源価格は下方修正される可能性が高いと思います。

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