京都大学経済学部宇仁ゼミホームページ  
メインメニュー

検索

ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録

第8回 ホテルのクリスマスプラン策定

 テキストにも書いてあるように、「モノ」と比べると「サービス」は、生産と消費が同時に行われるという特徴があります。そしてサービスの生産は機械や設備よりも労働に大きく依存します。そのために、技術による差別化が難しくなります。労働者の教育訓練が重要だということにもつながります。また、「モノ」については新技術を先行して開発したものが、一人勝ちをして、大きな市場シェアを獲得するというようなことが起きますが、サービス業では、そのような収穫逓増や寡占は起こりにくいということになります。
 サービスに関して技術による決定的な差別化がしにくいこと、一人勝ちが起きにくいことは、新規参入やシェアの逆転が、サービス業では製造業よりも容易であるということを意味します。今日のディスカッションのテーマは、ホテルのクリスマスプランのターゲット選択と商品戦略でした。各班の結論は、ターゲット選択では、他の2つのホテルと競合しない客層をターゲットに選ぶという結論でした。しかし、上に述べたようなサービス業の特性を考慮すると、必ずしも、他の2つのホテルと競合しない客層をターゲットに選ぶ必要はないと思います。他の2つのホテルの顧客を奪いにいくという攻撃的な戦略も十分ありえると思いました。
メインに戻る メインに戻る
[ 08'後期活動報告へ戻る | メインに戻る | 印刷用ページ]